2016年6月の旅行

2ヶ月半ぶりの投稿ですが、本日で次回の韓国旅行(11月3日~11日)まで、ちょうど3ヶ月となりました。

韓国語のトレーニングに関しては、次回の旅行に向けて、引き続き継続中ですが、現在のモチベーションは、これまでの中でも、一番といっても過言でない程、高い状態を保っています。

ここまでモチベーションが高い理由は、前回の旅行(6月)にあり、ここから先は前回の旅行の総括になりますが、前回の旅行では、日本人が訪れる事があまりなく、ネット上でも情報が少ない光州という街に4泊しましたが、当然ながら、光州では韓国語オンリーの状況でした。

韓国へは30回近く行っているので、これまでも韓国語オンリーの状況というのは何度もありましたが、なんだかんだいっても、ソウルや釜山など、日本人が多く訪れる都市を拠点にしながらだったので、どことなく気持ちに余裕がありました。

ただ、この時は、宿泊先はもちろんのこと、外国人観光客がほとんどこないであろう食堂でのやりとりや、私が情報収集したい場所も韓国でまともに乗ったことがない市内バスを利用しなければならなかったりと、これまで身につけてきた韓国語が必然的に試される状況でした。

しかも宿泊先に関しては、前回の投稿でも書いた通り、事前に韓国語で何度もメールをやりとりしていたこともあり、かなり韓国語ができると思われてしまっている状況だったので、何気にプレッシャーもかかっていました。

普段、韓国へ旅をしている最中はワクワクが8割、不安が2割位といった感じなのですが、光州へ向かう時にはワクワクが4割で、不安が6割ぐらいの状況でした。

結局、宿泊先でのやりとりがどうだったのかというと、光州へ向かう途中にイメージトレーニングをした成果もあってか、自分でも驚くほど、やりとりができました。ただ、3泊目の朝に「おかずとか何か必要なものはないですか」という問に、「大丈夫です。ありがとうございます」と答えるのが自然なところを、反射的に「必要ないです(필요 없어요)」と答えてしまい、その後、韓国語がきちんと理解していないと思われたのか、私がその日、外出するまでの少しの間だけ、英語での対応に切り替わりました(笑)。

ただ、それ以外は全て韓国語でやりとりができたので、私の中では大きな自信とともに、課題も見つかり、大きな収穫でした。

食堂でのやりとりは、とある食堂で、傘を忘れてしまうという出来事はありましたが、逆に大都市よりも人が少ない分、お店に入りやすかったので、楽でした。韓国語でのやりとりも、基本は注文して会計を済ませて出るだけなので、特に問題はありませんでした。ちなみに傘に関しては、気づいたのが閉店直後の時間だったのですが、駄目もとでお店に戻ってみたところ、ちょうどお店の人達が帰る直前で、私が傘を忘れたことも気づいていたようで、無事、救出することができました(笑)。

市内バスに関しては、ネット上でほとんど情報がなく、韓国語の問題以上に、乗り降りの仕方がわからず、私にとっては最大の難関でした。

もちろん、市内バスを使わない観光地を巡るという方法もありましたが、私が光州へ訪れた目的は、光州のようにネット上で情報が少ないところにスポットをあてて、ホームページで公開していくことであるため、市内バスの乗り方が分からないとか、韓国語が不安だからという理由で、巡る場所を減らしてしまっては、その目的を達成できないことになってしまい、気持ちの面でも困難から逃げ出したかのような後味の悪い旅になってしまうので、勇気を出して乗り込む以外に選択肢はありませんでした。

とはいっても、やみくもに乗り込むわけにはいかないので、まずはバスが多く行き交うバスターミナルで、ベンチに座りながら、皆がどうやって乗り込んでいるのか、また、現金を入れる場所はどこなのかなどを見学することにしました。

当然ながら、何度か見ているうちに大体は分かるようになったのですが、肝心な路線がよく分かりませんでした。ネット上でいくら調べても、日本語での情報がなかったので、韓国で初めて観光案内所に行ってみることにしました。

ここでも入る直前に何度かイメージトレーニングをした成果もあってか、「ファギナゴ シップンゴ インヌンデヨ(確認したいことがあるんですが)」と言ってから会話をスタートさせ、普通に会話をすることができ、知りたかった路線の情報だけでなく、小さな自信も得られました。

私がこの時に行きたかったのは、「国立5.18民主墓地」という場所だったのですが、その後、ようやく乗る決心をし、バスに乗り込みました。

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降りる方法については、「国立5.18民主墓地」に着くまでに、みんなの降り方を盗もうと気軽に考えていたのですが、どことなく不安があったのか運転手の近くにいた方が安心だと思い、一番前の席に座りました。ただ、韓国のバスは前から乗って、後ろから降りるのが一般的なため、一番前に座ってしまったことにより、降りる方法が見学できない自体に陥りました(笑)

なお、車内に関しては、アナウンスと共に、停車する際に電光掲示板も流れるので、日本の市内バス変わらない雰囲気ではありました。

とりあえず、五感を研ぎ澄ませながら乗っていると、停車する直前に毎回、「ブー」という音がなっていることに気が付きました。

ただ、自分の席の周りを見ても、ブザーのようなものが見当たらず、しかも一番前なので、あまりキョロキョロもできない状況でした。でも、どこかにブザーがあるはずだと思っていたところ、運転手の席と私の席の間にプラスチックのしきりがあり、そこが反射して、後ろの様子が見れることに気付きました。

これで、ようやくブザーを押して降りるということに確信を持てたのですが、途中から車内にあった電光掲示板がなぜか表示されなくなり、車内アナウンスの案内のみになりました。

これは、戻るときも途中まで表示されていなかったので、この路線では、そういう仕様のようでしたが、電光掲示板を見ながら、乗っていたので、少し焦りました。

しかも、途中から完全に街を外れ、郊外へ行くような国道を走り、スピードもかなり出ていたので、降りれるかどうかが不安になってきました。

そういった不安の中、外の景色を見ていると、一つのバス停が見えました。ちょうどバスも信号の関係で減速していた状況だったので、バス停の停留所の名前も確認する事ができたのですが、次の駅名に私が降りる予定の「国立5.18民主墓地」の表示がありました。

これで、「次のバス停だ!」ということに確信が持て、車内アナウンス後にブザーを押して、無事に降りる事ができました。ちなみにこの日は雨ということもあり、このバス停で降りたのは私だけでした。正直、降りるまでは不安が9割の状況でしたが、降りてからはワクワクが6割といった感じに変わりました。

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帰りに関しては、韓国では、バス停にただ立っているだけでは停車してくれず、自分で乗りますよアピールをする必要があるということは一般的な情報として知っていたので、いかにも乗りますよ風な感じでアピールしたところ、停車してくれて、無事、光州市内に戻る事ができました。

その後、バス停の見方も解読し、完全に光州の市内バスの乗り降りはマスターでき、他の場所もバスで行けるようになりました。

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ただ、その勢いで扶余という街の市内バスに乗ったところ、車内アナウンスも電光掲示板もない、完全に地元向けのバスで、かなり焦りました(笑)。なお、この時の体験は扶余旅情報「百済文化団地」に載せていますので、ここでは割愛しますが、その他、水原という世界遺産がある街でも市内バスに乗れるようになりました。

内容が長くなってきているので、そろそろ終わりにしますが、光州での滞在は私にとって、一つのベース(基準)を得る事ができた非常に意味のあるものになりました。そのベースというのは「日本人が少ない韓国語オンリーの土地で自由に過ごせた」という思いのことで、水原で市内バスに躊躇なく乗れたのも「光州で自由にバスを乗れたのだから観光客の多い水原なら簡単でしょ?」と思えたからでした。

光州の後に滞在した釜山でも、韓国語も含めて、「光州での滞在に比べれば、あまりにも楽」という気持ちになり、これまでにない感覚で滞在できました。

釜山での出来事まで書くと超長文になるので省略しますが、これまで韓国語のトレーニングをする際には、「旅行時に自由に話せるようになりたい」ということをベースにしながらでしたが、今回はそれに加えて、「光州での滞在」もベースになっており、「もっとあの時、こうすれば自然な会話ができた」というような思いが、これまで以上に強いこともあり、モチベーションが高い状態にあります。

ある意味、光州での滞在は、私の韓国での滞在スキル(韓国語含む)を一段階、成長させたともいえるのかもしれませんが、これをベースにして、もっとレベルアップさせていきたいと考えています。

最後に現在のトレーニング方法ですが、今年の春から市の図書館で更新しながら借り続けている「ネイティブがよく使う韓国語会話表現ランキング」という本を利用し、毎朝、通勤時に1日4ページずつ、パッチムなどの発音を意識し、集中的にリピートさせて取り組んでいます。

やはり、話すときにはパッチムを理解していないと自信をもって発音ができず、スームズに会話ができないので、よく使う単語だけでもパッチムをマスターできれば、かなり流暢に話せるようになると確信しています。

 

2016年8月3日12:23

 

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