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2008年 板門店ツアー詳細
ここでは2008年に体験した板門店ツアーの詳細について紹介しています。4年前と比べると見学する順番や昼食のメニューなど一部の内容が変更になっていた他、昼食後に脱北者による音楽ライブ公演の催しもありました。
2008年5月8日(催行:板門店トラベルセンター)
時 間 内 容8:10~8:50 参加の手続き(料金の支払い、パスポート等をチェック)8:50~9:50 ソウルを出発し、自由路へ 9:50~10:20 統一の橋を通過し、国連軍のバスに乗換え、キャンプ・ボニパス到着 10:30~11:00 スライドブリーフィング 11:10~12:10 JSA境内観光(自由の家~会議所~第3警戒所~帰らざる橋~買い物) 12:30~12:50 臨津閣個人観光(臨津江、自由の橋など) 13:00~14:00 昼食(プルコギ定食)の後、脱北者による音楽ライブ公演(20分程度) 14:10~15:10 ソウルへ。自由路を通り、ロッテホテル到着
今回は、ソウルツアー(seoultour.jp)という個別でツアーを手配している会社を通して申し込みました。個人で申し込みをした場合、8:30までにロッテホテル内にある板門店トラベルセンターにて、参加の手続きを済ませる必要があると事前にメールを受け取っていたので、10~15分位前にはロッテホテルに到着し、手続きを済ませました。
手続きを済ませた後は、さっそくバスに乗り込みましたが、参加者のほとんどはツアーのオプションで申し込みをしているようで、各旅行会社の添乗員が見送りに来ていました。
さて、時計の針も出発時刻である8時50分を指し、いよいよ出発というところだったのですが、私たち以外で唯一、個人で申し込みをしたと思われる人達(3名)がなかなか来ません。バスガイドもちょっとイライラした感じで、どこかに連絡をしているようでしたが、出発時刻を5分程過ぎたところで、ようやく年配の女性3人組が到着し、出発することができました。正直、こういう時間厳守のツアーで遅れてくるってどうなの?という感じでした。
バスが出発すると、バスガイドからツアー参加時の注意事項、板門店の歴史、戦争の歴史などについての説明があり、通常のツアーとは異なるという点を強く強調していました。そうした説明が続く中、バスは自由路という道路を通り、途中で休憩所にも立ち寄り、統一の橋へと向かいました。
出発して1時間後、ようやく統一の橋に到着し、そこで国連軍のバスに乗り換え、キャンプ・ボニパスというところに向かいました。キャンプ・ボニパスでは、1回目の集合写真を撮影した後、小さなホールに移動し、そこで板門店の歴史や韓国(朝鮮)戦争の歴史についてスライドにて説明を受けました。ちなみにそこでは、英語用のツアー参加者も合同だった為、それぞれのガイドが日本語と英語で同時に説明するような状況でした。しかも英語で説明しているガイドが近くにいた為、最初は日本語を聞き取ることすら大変で、ようやく慣れてきたところでスライドは終わってしまったという感じでした。
スライド終了後は再びバスに乗り込み、次の見学地である自由の家へと移動しました。ここで2度目の集合写真を撮影した後、自由の家にある展望台に案内されました。展望台からは軍事停戦委員会の会議所や北朝鮮側の板門閣などを一望することができ、写真撮影も許された場所になっているので、5~10分間程、展望台の中を自由に見学する時間もありました。また、この時はラッキーなことに北朝鮮側にも訪問団が来ており、北朝鮮兵士が警備の為に軍事停戦委員会の会議所に向かって行進している様子が見られました。ガイドの話によると、ツアー中に北朝鮮側の厳重な警備を見れる機会は滅多にないそうです。
続いて、徒歩で軍事停戦委員会の会議所に移動し、ここで最後の集合写真を撮影ました。撮影後は10分程度、自由に見学するできるようになっており、ここでの写真撮影も許されていました。この会議所は38度線のちょうど真ん中に位置しているため、会議所内でのみ、38度線を越える事ができます。会議所の外は韓国軍兵士はもちろんですが、北朝鮮兵士も訪問団が来ているということもあり、映画『JSA』のように厳重に警備し、こちらを監視しているようでした。
次にバスにて、帰らざる橋や北朝鮮の宣伝村を見渡す事が出来る第3警戒所へと移動しました。ここには韓国(朝鮮)戦争に参加した国の記念碑のようなものも設置してありました。バスガイドから帰らざる橋やポプラの木事件、北朝鮮の宣伝村の説明を受けた後に、ここでも自由に写真撮影する時間が設けられました。
その後、再びバスに乗り込み、今度は「ポプラの木事件の碑」とそのすぐ近くにある「帰らざる橋」へと向かいました。ただし、そこは危険地域である為、バスの車窓からのみの見学になっています。ちなみにポプラの木事件の碑は進行方向の右側にあるので、座席から立っての写真撮影も許され、バスも写真撮影を考慮し、一度、停車しゆっくりと進んでいました。
ここで簡単にポプラの木事件と帰らざる橋について説明すると、ポプラの木事件とは1976年8月18日、北朝鮮側によって植えられたポプラの木が、共同警備区域にある監視所が見えなくなるほど成長した為、米・韓・国連軍の数名がその木を伐採していたところ、北朝鮮側が伐採を中止するように命じてきました。それに対し米軍のボニパス大尉は伐採を継続する指示を出したところ、30名の北朝鮮兵士が襲い掛かり、斧を奪い取られ、その斧によってボニパス大尉とバレット中尉が殺害されてしまったという事件です。その後、事件があった場所に碑が建てられ、キャンプ・ボニパスの名前はボニパス大尉から名づけられました。
一方、帰らざる橋は1953年の休戦以降、この橋で捕虜交換が行われた際、捕虜は自ら南へ行くか北へ行くか選択することができましたが、一度、渡ってしまった者は二度とこの橋を渡って帰ることができないことから名付けられましたそうです。
これでJSA内の見学は終了です。あとはお土産コーナーに立ち寄った後、国連軍のバスからツアー出発時のバスに乗り換え、自由の橋がある臨津閣へと向かいました。ちなみにバスの中では3回撮影した集合写真を入れた冊子を24000Wにて販売していました(記念に買いました)。
臨津閣では約20分間、個人で自由に見る時間が設けられ、自由の橋などを見学した後、再びバスに乗り込み、昼食所へと向かいました。
昼食は4年前はキャンプ・ボニパスでバイキングでしたが、今回はレストランにてプルコギ定食でした。昼食後は約20分間、脱北者による音楽ライブ公演が行われ、イムジン河や長渕剛の乾杯などを歌われていました。写真や動画はありますが、脱北者の身の危険等もありますので、ここでは非公開にしています。
公演後はバスに乗り込み、約1時間ほどかけて出発地であるロッテホテルに戻り、ツアーは無事、終了しました。
乗車したバス
立ち寄った休憩所
バス車内の様子
帰らざる橋
お土産コーナー
昼食のプルコギ定食
板門店ツアーの流れは、大体、こんな感じになります。ポイントとしては進行方向の右側に座れると、会議所、ポプラの木、帰らざる橋、帰りには車窓からイムジン河を真横で見る事ができます。右側に座れるかは運ですが、個人で申し込みする場合は、予め希望だけでもメールで伝えておくことをオススメします。私の経験からですが、個人の場合、ホテル等でもそうですが、確約はできないという回答が返ってくるものの配慮してくれる事が多いです。ちなみに今回も希望が通ったのか運なのかは分かりませんが、右側の列を確保することが出来ました。
では、あとは下記に写真や動画も用意していますので、そちらも参照ください☆ 動画は撮影が許された部分を抜粋してお送りしています。
コメント付きフォトギャラリー(2008年版)
2008年版のフォトギャラリーです。一部のページにはグーグル地図もつけている為、ページによっては開くのに時間がかかる場合があります。
・自由の家(展望台)からの眺望
(全8枚公開中!) ※グーグル地図有
・警備する北朝鮮兵士
(全6枚公開中!)
・軍事停戦委員会の会議所
(全5枚公開中!) ※グーグル地図有
・第3警戒所からの眺望
(全6枚公開中!) ※グーグル地図有・ポプラの木事件の碑と帰らざる橋
(全6枚公開中!) ※グーグル地図有
・臨津閣と自由の橋
(全9枚公開中!) ※グーグル地図有・昼食
(全3枚公開中!)
・自由路の風景(バスの車窓より)
(全8枚公開中!)
板門店ツアー動画
【この動画のインフォメーション】
[タイトル]板門店ツアー
[内容]板門店ツアーにて撮影が許された場所を抜粋してお送りしています。
[撮影日]2008年5月8日
[場所]JSA境内、臨津閣など
[収録時間]4分18秒
≪収録内容の詳細≫
0分00秒~:軍事停戦委員会の会議所外観、北朝鮮側の板門閣、監視所等
0分40秒~:ソキン・ガールデン事件の広場
1分01秒~:世界一高く掲揚された北朝鮮の国旗
1分06秒~:再び、軍事停戦委員会の外観と北朝鮮側の板門閣
1分18秒~:自由の家を警備する韓国軍兵士
~以上、自由の家(展望台)より~
1分29秒~:北朝鮮の板門閣に訪問団登場
2分02秒~:軍事停戦委員会の会議所内から見る北朝鮮兵士
2分46秒~:バスから見る軍事停戦委員会の会議所と警備する兵士達
3分08秒~:第3警戒所から見る風景(帰らざる橋や国境周辺の木々)
4分02秒~:新・自由の橋を渡る列車
>>板門店関連のサイト
【現地ツアー主催会社】
・板門店トラベルセンター
・株式会社中央高速観光
・国際文化サービスクラブ(ICSC)
・株式会社大韓旅行社【ツアーを手配している旅行会社】
・韓国ツアー予約「コネスト」
・seoultabi.com
・株式会社ソウルツアー
[記事更新日]2016年3月13日
※2008年5月に訪れた時の体験を基に作成しています。
・一部リンクを修正しました(2016.3.13)
・2008年12月2日から公開していた内容の一部(リンク切れや誤字脱字など)を修正しました(2013.11.11)
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