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 平々凡々便り・283通 2022年2月23日 18:20

■結局、2022年の雑所得分から確定申告へ

前回の平々凡々便りで「あくまでも現時点では、USDCへの換金は同じく利益が出始めている為替FXなどと合算して20万円を超えない範囲に抑え、それ以外は含み益のままにし、来年以降、他のプロジェクトも含めて一気に現金化しようかなとも考えています。」と書いていましたが、国税庁の資料「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(情報)」を読むと、p.9に「所得税法上、経済的価値のあるものを取得した場合には、その取得時点における時価を基にして所得金額を計算します。」(一部引用)とあることから、やはりSTEPNもGSTを獲得した瞬間から課税の対象になる可能性はありえそうなので、常に課税されていると仮定して、今年の雑所得分から確定申告(2023年に申告)をすることにしました。

なお、2021年は仮想通貨では利益が出ていないだけでなく、海外の仮想通貨FXで3万円のマイナス(確定)があるほか、分離課税の株を除き、副業の収益も20万は超えていないため、雑所得の確定申告はしませんが、結局のところ、仮想通貨は取得単価などの算出が必要となることから、2021年分からExcelで計算をしています。




ただ、分かってはいたものの、私の場合は国内外の複数の取引所を使っており、円に換算して移動平均法なども使いながらの作業となるため、かなりの難作業という感じです。これを後からまとめてやろうとすると、とても時間が足りず、仮想通貨の税務に対応していない税理士事務所が多くある理由、さらには海外取引所は別途料金が掛かるという理由も理解ができました。

私は既に数日作業をしているのと、もともと取引回数も多くはなかったことから、2021年に関しては一部を除き、ある程度終わり、現在は2022年に突入していますが、今回、色々と仮想通貨の税金について調べたことにより、エアドロップやステーキングの際の課税についても、様々な見解はあるものの、国のスタンスを含め、ある程度理解ができた点は非常にいい収穫になったかなと思っています。

しかも、これまでは20万円を超えたら面倒という気持ちが強かったことから、どうしても雑所得を増やそうという気持ちにセーブが掛かっていましたが、もうこれで20万円のラインを気にすることもなくなるので、その点も大きいかなと思っています。

なお、よく仮想通貨の税金は最大(住民税+10%)で55%かかると強調されていますが、下記の表を見ても分かる通り、55%の対象は年間の所得が本業と合わせて4千万を超えるような人の話であり、そもそも年間の所得が少ない人はそこまで掛かるわけではないので、適度に利確をしながら税金の支払い分を確保し、かつ確定申告を見据えて記録をつけながら出来る人であれば、特に収益を生み出せるようなGameFiは、いい収益源になりえると私は考えています。


国税庁「No.2260 所得税の税率」より一部引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm



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