平々凡々便り・221通 2020年3月7日 13:45
■日本と韓国の入国制限について
3月5日に日本政府が中国と韓国に対して入国制限をすると発表しましたが、韓国も昨日、ビザの効力停止などの対抗措置をとってきました。
ネット民の中ではこの「対抗措置」という言葉がリアルタイム検索の話題のキーワードに長らく表示されるほど、話題となったようですが、韓国でもこの対抗措置には賛否両論あるようです。
参考までに本日のSBSで報じられた「정부, 日에 맞대응 "무비자 입국·기존 비자 효력 정지"（政府、日本に正面対抗“無ビザ入国・既存のビザの効力停止”）」というニュースに対する評価の多いコメント欄をいくつか紹介します。なお、コメントのキャプチャ画像の著作権は全て下記のリンクの運営元に帰属しています。
https://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=055&aid=0000798489&date=20200307
&type=2&rankingSeq=1&rankingSectionId=100&m_view=1&includeAllCount=true&m_url=%2Fcomment%2Fall.nhn%3FserviceId%3Dnews%26gno%
3Dnews055%2C0000798489%26sort%3Dlikability
訳については意訳している部分もありますので、あくまでも参考程度にお読みください。
訳：「どうして日本にだけ大騒ぎ？中国にも同じようにしろ」
訳：「韓国だけ禁止させたのではなく、中国にも同じようにしたじゃない。中国も日本には抗議もせず、理解すると言ったのに韓国だけ愚かで幼稚な対抗をしているｗｗｗｗ小学生レベルの喧嘩よりも一層。恥ずかしくて死にそうだ」
訳：「中国に対しても相応な措置をしてください」
訳：「誰が今日本と戦う？呆れる」
訳：「日本は国民の安全優先...韓国は反日報復で応酬......今、韓国の自国入国禁止及び制限は102か国.......唯一日本にだけ報復???????wwwww」
訳：「反日感情の始まりは良かった...今の反日感情はただ恥ずかしい....中国にはどうしてこのようにできない？北朝鮮には？」
以上、6つのコメントを紹介しましたが、多くのコメントは中国には何もせず、日本にだけ対抗する政府の姿勢に疑問を呈する書き込みで、「いいね」されるコメントもそういうものばかりでした。
もちろん今回取り上げたのはほんの一部に過ぎず、様々な感情を持つ人がいることも分かっていますが、今回の措置に理解してくれている人も一定数いるようでよかったです。
ちなみに現在、韓国の航空業界は、アシアナ航空が全社員の3月分の給料をカットしたり、LCCのチェジュ航空がイースター航空を買収したりなど、非常に厳しい状況ですが、おそらくこのウイルスが落ち着いたときに韓国の航空会社が飛ばす海外路線の中心は、日本になるのではと私は思っています。
その理由としてはもともと不買運動で日本への路線を縮小し、中国と東南アジアへと舵を切りましたが、今回の件で中国へ多くの飛行機を飛ばすことは、反中感情が高まっていることや風評被害などを考えると非常に難しいと思います。もともとこれは実体験からも、韓国の人の中国に対する印象はそれほどよいとはいえず、どことはいえませんが、「韓国人と日本人はOKだけど、中国人はお断り」という場所が根強くある場所も知っています。
東南アジアに関しても、これは日本人に対しての例ですが、東南アジア人から差別的な目でみられるというケースも出てきています。本日のニュースでもインドネシアで日本人の入店拒否やタクシーの乗車拒否などが報告されており、実態はともかく、数字上日本よりも感染者数が多い韓国にも当然当てはまります。
欧米に関しても同じようにアジア人に対する差別の問題が浮き彫りになってきていますが、そもそも欧米はLCCでは採算が取れず、飛べない距離なので、結局そうなってくると残された路線はもともと採算のよかった日本となってきます。なんだかんだ言っても、昨年の不買運動の最中の秋夕の旅行先も日本が2位でしたし、今年に入ってからも日本に路線を少しずつ戻そうという動きもみられていました。
韓国のLCCがこの状況の中、生き残れるかは不透明ではありますが、これらの点を踏まえると、やはり日本に回帰するのが妥当ではと私は勝手に思っています。
今回のウイルスは退院した後に再度陽性になり、亡くなるというケースが出るなど、分かってない点があまりにも多く、今の状況だと6月下旬から7月初旬どころでなく、今年行けるかどうかすら分からない状況ですが、また以前のように韓国旅行を楽しめる日が来ることを期待しています。
せっかく気合を入れて作成していた「KoreaTrip.Pro」「KoreaLocal.Net」も中断せざるを得ない状況ですが、逆にゆっくりと作れるので良い方向に考えようと思っています。
なお、韓国に限らず日本もそうですが、このウイルスが終息した後にどう海外からの観光客を取り戻すかということが大きな課題になってくると思うので、私はそのタイミングで語学とウォーキングを融合した「KoreaTrip.Pro」を人を呼ぶアイデアの一つとして、現地にアピールすることも検討しています。
最後に3月下旬にマイレージで予約していた航空券ですが、本来キャンセルに3000マイル掛かるところが掛からずにキャンセルとなり、これで来年の夏ぐらいまで伸ばせることになったので、無理に今年中に行かなくてもよくなりました。ただ、2002年（大学1年生）から今まで最低年1回は必ず海外へ欠かさず旅をしていたので行く気持ちではいますが、そのためにも新薬の早期開発と終息を願うばかりです。
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