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■3対4のトレード


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記事作成日時:2020年3月2日(月)21:15

前回の日記でしばらく放置すると書いたばかりですが、昨日、監視していない銘柄で何かいい銘柄が落ちてきていないかチェックした結果、新薬開発の治験支援で国内の先駆者的存在であるシミックホールディングスと、電子カルテなど医療情報システムを開発しているソフトマックスを発見し、本日、さっそくシミックホールディングスを1488円(100株)で、ソフトマックスを634円(100株)で購入しました。

なお、この二銘柄を購入するにあたり、長期で保有予定であったU-NEXTホールディングス100株(売値1458円)、巣ごもり銘柄として買ったスカパー100株(売値470円)、増資のIRにより大幅に下落していたシンバイオ100株(売値386円)を手放しました。

ただ、巣ごもり銘柄が手薄となってしまったため、ゲーム関連株として大赤字のモブキャスト100株(買値251円)、クラウドゲーム&CDNサービス関連として何度か売買しているブロードメディアも200株(90.6円)購入しました。

ちなみにU-NEXTを手放すことにした理由ですが、昨日、2020年8月期の第1四半期の決算説明会の資料をしっかりと見直したところ、セグメント別で最も多くの営業利益を生み出しているのが店舗サービスの約25億で、私が期待していた動画配信(コンテンツ配信事業)に関しては4.2億円程度でした。

今後も動画配信に関しては伸びていくだろうと思ってはいるのですが、一方の店舗サービスに関しては、コロナの影響がどこまで出てくるのかが全く分かりません。

会社四季報でも顧客開拓として、店舗向けのBGMについては多言語の案内放送に力を入れ、訪日客対応の需要を狙うと記されていますが、正直、オリンピックが開催されたとしても、今の状況ではとても訪日客の増加を見通すことはできません。

また、2月25日には株の流動性を目的に870万株が売り出されるというIRも出ており、需給の悪化が懸念され、さらには月足チャートも2016年以降の高値圏に近いところにあり、今の株価は今期の好業績を見越して形成されてきたと私は思っているので、コロナの影響を受けるかもしれないリスクがある状況でこのまま放置するのはどうかなと昨日から思っていました。



株式発行済総数も約6000万株で現時点で時価総額も940億円ほどあり、私が好む時価総額100億円未満でもないため、結局手放すという選択をしました。

これまで無料体験ではありますが、1ユーザーとして何度も利用(クレジットカードの枚数分無料体験が可能)していたことから愛着もあり、3桁の株価で買っていれば放置でもよかったと思いますが、先ほどの札幌のニュースでもコロナの影響でいつお店を閉めるべき(倒産という意味)なのかも分からないみたいな飲食店の厳しい状況を伝える報道や、HISがコロナの影響により赤字転落の見通しを示すなど、既にコロナの影響が様々なところに出始めており、こういった状況の中で特に店舗向けにサービスを提供している事業者はその影響をモロに受けてしまうのではないかと思っています。

一方のシミックホールディングスは、いわゆる新薬開発を支援するバイオ系なので、こういった状況でも比較的安心して保有ができます。また、2月末には優待新設のIRも発表され、配当も通期では1株あたり38円出ます。さらに業績も増収増益で申し分なく、時価総額自体は300億近くありますが、PERは約12倍でどちらかといえば割安です。チャートに関してもかなり下落した後なので1700円ぐらいまでは地合いが落ち着けば、比較的早く戻すのではと思えるチャートです。



ソフトマックスに関しては時価総額が約38億円でまさに私が好きな小型株で、業績も黒字で配当も通期で1株あたり10円出しています。事業内容も電子カルテなどの医療情報システムの開発ということもあり、今後、普及が急がれるであろう遠隔医療銘柄としても期待ができます。決算後に800円前後まで下落し、その後に今回のコロナショックで500円台まで落とされていたようですが、もともとは1000円以上で推移しており、利益が数億でもでれば、一気に株価も上昇します。

私としてはシミックホールディングスもソフトマックスも、いいタイミングで見けることができたのではないかと思っています。

あと、大赤字のモブキャストですが、ここは今年の6月に映画公開に合わせて『エヴァンゲリオン』に関するゲームを配信する予定のようです。私自身全く『エヴァンゲリオン』には興味もなく、よく分かりませんが、根強い人気があることだけは知っています。

こういう人気の出そうなゲームが配信されることが分かっている株は、その配信に関するニュースや配信日が近づいてくると業績に関係なく上昇する傾向にあります。ヤフー掲示板をみると、本日もなにかそのゲームに関する情報が出たようで、PTS(夜間取引)でも300円台に回復しています。

今、売却すれば5000円以上の売買差益を得ることもできますが、ゲーム株はバイオ株同様、上昇するときは一気に上昇する傾向にあるので、このまま放置するつもりです。

本当はコロナ相場が落ち着くことを見越してパワー半導体&EV向けの電池関連として三社電機製作所も欲しいのですが、先行き不透明な中で製造業関連の株を買うのもギャンブルに近いので、今は見送るつもりでいます。

さて、先週末に一気に15万円下落したと前回の日記で書きましたが、本日はその半分となる7.5万円上昇しました。



過去の経験から下落したまま戻らないというのが一番厄介ですが、今回は一気に半分戻してくれたので、厳しい相場環境ではありますが、結構いい感じではあります。ただ、明日は既に日経先物は−360円で推移しており、このままニューヨークもダウも下げるようであれば、再び明日は大きく下げるかもと思っています。

ちなみに2018年12月の時も大幅に下げた後にまた戻し、そして再び落とすみたいな感じを繰り返しながら下落していきましたが、今回は人の行き来がストップしてしまう最悪な状況なので、その時以上の下落というのも覚悟はしています。

ただ、どうしようか迷っていたU-NEXTも手放し、放置していい株を中心に揃えたつもりではいるので、基本は放置で見守る予定です。

下記は今年の売買差益と現在の持ち株兼含み損です。







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