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第26通 2016年2月25日00:20


■イメージワンの株購入

 日付けが変わったので、昨日の話になりますが、200株(461円平均)保有していた三菱UFJファイナンシャルGの株を100株(売値:481円)売却し、イメージワンという会社の株を100株(買値:487円)購入しました。

 前回の日記で三菱UFJファイナンシャルGの株を100株購入したと書きましたが、実はその後(2月15日)にも、株を始めた2013年4月以来となる新資金を投入し、三菱UFJの株を100株買い増ししていました。ただ、新資金とはいってもこれまで利益確定して送金していた口座からの資金投入なので、完全なる新資金ではありません。

 三菱UFJは前回も書いた通り、選挙前にはそこそこ戻すであろうと今でも思ってはいるのですが、イメージワンは、私が株を始めた直後から長らく監視していた銘柄の一つで、かなり気になっていました。

 イメージワンという会社は、電子カルテや遠隔画像診断支援サービスなどの医療ITソリューション事業と衛星画像の解析・販売を手がける衛星事業が柱となっていますが、衛星画像ソリューションにおいてはマイクロドローンズ社製のドローンを扱っていることから、ドローン銘柄の一つとしても知られています。
 
 さらに遠隔画像診断支援サービスにおいては、患者との対面診療を原則とした医師法第20条への抵触などから、これまで禁止とされていた遠隔診療が、昨年夏に厚生労働省より、事実上の解禁となる通知が出されたことに伴い、今後、大きく伸びていく可能性を秘めています。

 もちろん遠隔医療が今すぐに広がるものではありませんが、遠隔治療が一般的になれば、忙しくて病院に行けない人、近くに病院がない人、病院での待ち時間が嫌な人にとって、これほど便利なことはありません。ちなみに総務省のデータによると、4割以上の人が医療・診断のサービスを「インターネットで受けられるようになってほしい」と回答しているそうです。

 あらゆるものがIT化していくこれからの時代を考えれば、インターネットを通じて家にいながら診療を受けられるという時代が来ても何ら不思議ではありませんし、何より国にとっては医療費の削減につながるということから、これから遠隔医療をより推進していくと予想されます。

 こういったことからもイメージワンはドローンだけでなく、遠隔医療としても今後、大いに期待ができる銘柄です。

 なお、業績に関しては、2015年9月期が当期純利益
-1億7千万の赤字ではありましたが、2016年9月期は3千万円の黒字を予想を出しています。もちろん、計画通りに黒字で着地できるかは分かりませんが、時価総額がわずか20億(2016年2月24日終値ベース)しかなく、発行済株式数においてもわずか400万株ほどしかない超小型株なので、上振れるようなことがあったり、業績に影響を及ぼしそうなIRが出れば、非常に面白いことになります。

 発行済株式数が少ない分、株価が1000円で時価総額40億円、2000円でも80億円程度で、そのラインの時価総額であれば、何かの思惑だけで上昇してもおかしくはないので、今後に期待しています。

 あと、長らく保有していた小僧寿しの株ですが、決算発表の翌日の2月18日に84円(100株)で売却しました。売却した理由は2015年12月期の通期の売上高が予想の80億円に届かない60億円ほどだったのと、最終損益が予想の1億9100万円の黒字ではなく、6300万円の赤字だったからです。

 最終損益が15億4600万円の赤字だった2014年12月期と比較すれば、かなりの改善ではあるものの、売上高が予想よりも20億円も少なかったというのが、ひいき目に見ても引っ掛かってしまいました。

 このまま今期は黒字になったとしても、売上高が伸びないとなると、大きな増益もなかなか見込めず、株価の伸びもあまり期待できないと感じ売却するに至りました。

 しかし、私が売却した4日後、筆頭株主だった佐藤総合企画が、居酒屋などを展開するアスラポート・ダイニングのグループ会社である東洋商事に1株200円という高値で全株売却するというニュースがあり、2月23日にはストップ高で引け、24日も一時154円をつけるなど大きく上昇していました。

 小僧寿しというネームバリューを考えれば、こういうことが起きてもおかしくはないと思っていましたが、まさか本当にこんなに早く大転換となるようなことが起きるとは思ってもいませんでした。

 ただ、私が小僧寿しを保有し続けた理由は夢真ホールディングスを再建した佐藤氏が会長を務めていたからであり、きちんとその行く末まではほぼ保有していたので、もう売却したことに後悔はありません(笑)。

 売却先がアスラポート・ダイニングであれば、将来的な買収等も含めて、色々と思惑だけでも期待はできそうですが、今後は元株主として見ていきたいと思っています。





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