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昌原の市内バスを乗りこなそう!
昌原の市内バスを乗りこなそう!
 ・公式サイト http://bus.changwon.go.kr/(韓国語) ※昌原バス情報システム
 ・運賃
【一般バス】
[一般(19才以上)]現金払い:1,300W、交通カード払い:1,250W
[青少年(満13才~満18才)]現金払い:900W、交通カード払い:850W
[子供(満6才~満12才)]現金払い:650W、交通カード払い:600W

【座席バス】
[一般(19才以上)]現金払い:1,800W、交通カード払い:1,750W
[青少年(満13才~満18才)]現金払い:1,350W、交通カード払い:1,30W
[子供(満6才~満12才)]現金払い:1,350W、交通カード払い:1,300W

【マウルバス】
[一般(19才以上)]現金払い:1,200W、交通カード払い:1,150W
[青少年(満13才~満18才)]現金払い:850W、交通カード払い:800W
[子供(満6才~満12才)]現金払い:600W、交通カード払い:550W

※2015年8月1日改定後の運賃


  ■紹介
【昌原の市内バスを乗りこなそう!】
ここでは、昌原の市内バスを乗りこなそうと題し、昌原における市内バスの乗り方を紹介していきたいと思います。昌原市内には2017年12月現在、地下鉄が通っていないため、市内の移動手段は、徒歩、タクシー、市内バスの3つしかありません。

徒歩はいうまでもなく、行動範囲が限られてしまいますし、タクシーに関しても、行き先を告げて、ただ乗っているだけなので、ものすごく便利ではありますが、運賃もそれなりに必要になってきます。

一方、市内バスに関しては、一般バスの場合、一律、現金払いで1,300W、交通カード払いで1,250W、運賃が高めな座席バスでも、一律、現金払いで1,800W、交通カード払いで1,750W(※ともに2015年8月1日改定後の一般の運賃)となっているので、旅費を抑えながら旅行をしたいという方には最適な乗り物ともいえます。しかも、バスの乗り方さえマスターしてしまえば、桜の名所として知られる慶和駅をはじめ、昌原市内のどこへでも行けるようになるといっても過言ではありません。

ただ、韓国に限ったことではないですが、外国人観光客にとって市内バスというのは、ローカルな乗り物であるがゆえに敷居が高く、特に地方都市の市内バスの乗り方については、あまり紹介されていないというのが現状といえます。

そういったことから、今回、ここでは昌原の市内バスを利用して市内を回りたいという方へ向けて、バスを乗り降りするために必要な情報を「運賃」「路線」「バス停の見方」「バスの乗り方」「バスの降り方」の5つに分けて、紹介していきますので、参考にしていただければと思います。


[運賃]
運賃は先ほども少し紹介した一般バスと座席バス以外にもマウルバスがあり、マウルバスに関しては、一番安い運賃となっており、一般の場合、一律、現金払いが1,200W、交通カード払いが1,150Wとなっています(※ともに2015年8月1日改定後の運賃)。

なお、下車後、制限時間内(25分以内または40分以内 ※乗り継ぐ路線により異なる)に別の路線に乗り換えると、交通カード利用時のみ、無料で1回乗り継ぐこともできます。その他、利用できる交通カードや運賃などの細かいルールについて、さらに詳しく知りたい方は、昌原バス情報システム(http://bus.changwon.go.kr/ ※韓国語)に掲載されているので、そちらでご確認ください。


[路線]
基本的に韓国では、バスに路線番号が書かれており、昌原においても、それを見ながらバスを利用します。どの番号のバスがどこに行くのかなどの詳細については、たくさんありすぎて、ここで紹介することはできませんが、こちらも昌原バス情報システム(http://www.changwon.go.kr/ ※韓国語)にて、時刻表も含め、検索・確認ができるようになっています。

その他、ロードビューなどが見れるDaum地図でも、地図上のバス停のマークにマウスを合わせると、路線番号が確認できるので、いずれかの方法で自分が行きたい場所にある周辺のバス停を、予め地図上でチェックしておくとよいと思います。

なお、毎年4月に行われる軍港桜祭りの時期になると、下記の写真のような「市内バス迂回及び臨時停留所運営案内」が貼り出され、ルートが変わる場合もありますので、この時期に観光される方は注意が必要です。




[バス停の見方]
昌原市のバス停にある路線図の見方は、至ってシンプルなので、すぐに分かると思いますが、念のため、説明させていただきます。

下記の2枚の写真は、昌原市内のバス停で撮影したものですが、このままだと見づらくてよく分からないと思いますので、ぜひ、クリックして拡大(別ウィンドウで拡大表示されます)したものを見ていただきたいのですが、まず、現在、自分がいる停留所に関しては、分かりやすいように赤文字で書かれています。

次に進行方向についてですが、その停留所の下に右矢印の記載があるので、その方向に進んでいくということになりますが、始発の停留所と終点の停留所の下にも進行方向を示す矢印が書いてあるので、矢印を見間違えて、逆の方向のバスに乗ってしまうということは、ほぼほぼないかとは思います。ただ、写真2枚目の一番上の路線(105番)のように、表示されている矢印が逆だったのか、手書きで逆方向であることが書かれており、結局、どっちが正しいのか、調べないと判断ができないことも稀にありますので、不安な方は予め確認しておいたほうが無難です。

중원쉼터(中園休憩所)停留所


野球場前ホームプラスのバス停

あと、バス停によっては、次の[乗りますアピール]で紹介している写真のバス停のように、路線番号しか記載がされていないバス停も存在します。


[乗りますアピール]
韓国では、一つのバス停に対して、複数の路線(下記の写真も複数の路線で使われているバス停)が走っていることもあり、特に乗る人が少ないバス停などでは、ただ立っているだけでは停車してくれないことがあります。

KT馬山支社のバス停

そのため、自分の乗りたい路線のバスが見えてきたら、体を少し前に乗り出したり、軽く手を出したりなど、乗りますアピールをする必要があります。そうすると、バスが近づいてきて、停まってくれます。一方、違う路線のバスが近づいてきた場合は、後ろを向いたりなど、違うよアピールをしたほうがバスもそのまま通過しやすいので、そのようにしたほうが無難です。

なお、最近では、あと何分ぐらいで到着するのかを示した電光掲示板が設置された下記の写真のような停留所も増えてきているので、分かりやすくなりつつあります。

海洋劇場の停留所


[バスの乗り方]
韓国では小さいバスを除き、前のドアから乗車して、後ろのドアから下車するのが基本なので、昌原でも同様に前のドアから乗り込みます。運賃は先払いで、現金の場合は、運転手の横に現金を入れるボックスがあるので、そこに投入します。交通カードで支払いする場合は、カードをタッチする機械があるので、そこにタッチして乗り込みます。

バスの車内の風景

なお、お札を入れる機械ですが、韓国南西部にある光州市の市内バスを利用した際、なかなか認識してくれず、何度も戻ってきてしまい、最後は手渡しで運転手に渡したという出来事もありました。もし、そういったのが煩わしいという方は、予め、小銭を用意し、小銭のみで支払うか、交通カードを利用したほうがよいと思います。

車内の様子は、日本のバスとほとんど変わらないものの、優先席が多く、初めての方は戸惑うかもしれません。しかも席を探しているうちにバスが発車し、しまいには早く座るよう注意されることもあります。韓国のバスでは、優先席を利用する対象の方が来たら席を譲るというのが一般的なようなので、優先席に関係なく、空いている席に座っても問題はありません。ただ、実際に対象らしき方が来た時に、どう対応すればよいかが不安な方は、極力、通常の席に座ったほうが気持ちの面では楽かと思います。


[バスの降り方]
昌原の市内バスでは、停留所が近づくと、車内アナウンスが流れるので、下車したい停留所がアナウンスされた後にブザーを押します。あとは、停留所に到着次第、後ろのドアから降りるだけですが、交通カードを利用している場合は、後ろのドア近くにタッチする機械があるので、タッチをして下車します。ここでタッチをしないと、乗り継ぎの割引が受けられなくなるので、乗り継ぐ方は必須となります。ちなみに現地では、停車する前にはドア近くに移動し、ちょっと前からタッチをしておいて、停車したらササッと降りるという感じで利用している人が多かったです。

車内アナウンスについては、これから停車する停留所とその次に停車する停留所の名前までアナウンスするので、一つ前の停留所で、焦ってブザーを押してしまわないように注意しましょう。なお、アナウンスの言語は、基本的に韓国語のみなので、全く韓国語が全く分からない方には少しハードルが高めですが、不安な方は、予め路線図をチェックしておくことと、降りたい停留所を自分なりに復唱し、耳を慣れさせておいたほうがよいと思います。

あと、ブザーの場所ですが、一部の席では座ったままだと、かなり手を伸ばさないと届かない場所にあったりもするので、どうしても届かない場合や見当たらないという場合は、停留所のアナウンスがあった時に、後ろのドア付近まで移動し、その周辺の手すりにあるブザーを押して、降りるのも一つの方法です。


[最後に]
以上で説明は終わりです。長々と書きましたが、1回の乗り降りを経験すれば、大体の要領はつかむことができ、すぐに慣れると思います。ただ、どうしても不安で、なかなか最初の一歩が踏み出せないという方は、人の乗り降りが多いバス停で、どこにタッチして乗っているのかなど、チェックしながら、自分が乗る姿をイメージし、慣れさせるのもよいと思います。

昌原の市内バスは、私がこれまで乗った限りだと、車内に電光掲示板もなく、アナウンスも韓国語のみだったため、なかなかローカル色が強い感じではありますが、逆にここで乗りこなせるようになれば、他の地域でも楽に乗れるようになると思いますので、ぜひ、チャレンジして、行動範囲を広げていただければと思います。



[記事作成日]2017年12月13日

※2017年7月に訪れた時の体験を基に作成しています。







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