|
■1万人が集まった! 最高の準優勝!
|
8月23日、第88回全国高校野球選手権で見事、準優勝を果たした駒大苫小牧の報告会が札幌・道庁前広場にて行われ、平日の午後(15時前)にも関わらず、約10000もの人が駆けつけた。初優勝時の2004年にも道庁で優勝報告会を行ったが、その時でさえ7000人であった。昨年、不祥事により連覇の報告会ができなかったこともあり、その思いを込めて駆けつけた人もいたと思うが、いかに今大会における駒苫ナインの活躍が道民の感動を呼んだのかが分かる。
今大会の最初の山場となった青森山田戦では、序盤に6点差をつけられる苦しい展開も徐々に追い上げ、8回裏、ついに同点に追いつく。しかし、9回表に再び勝ち越され、9回裏も一死ランナーなしとなり、追い詰められていく。しかし、ここで中澤が起死回生となる同点ホームランを放ち、二死後も田中がヒットで続く。そして最後は三谷のレフトフェンス直撃の当たりで、1塁から田中が激走し、キャッチャーと交錯しながらも、一気にサヨナラのホームを踏んだ。この大逆転劇は、今大会の決勝戦に勝るとも劣らない、いつまでも記憶に大激闘であった。
そして、誰もが釘付けとなった早稲田実業との決勝戦。延長15回でも決着つかず、あの三沢高校対松山商業以来となる37年ぶりの決勝戦引分け再試合となった。残念ながら、再試合で敗れたものの、9回の1点差にせまる中澤のホームランは、伝統の「最後まであきらめない駒苫野球」を見せた素晴らしい一打であった。また、クライマックスとなったピッチャー斎藤、バッター田中のシーンは、漫画でも描く事ができないような、この決勝戦にふさわしい結末となった。特に三振した後に見せた田中の笑顔は悔いのない清清しい姿であった。惜しくも、73年ぶりの3連覇はならなかったが、決して色あせることのない最高の準優勝であった。
|
|
■選手入場で大歓声! そして各選手のあいさつへ
|
入場を待ちわびる中、進行役より「それでは選手が入場します」とのアナウンスがあり、大歓声の中、ついに駒苫ナインがステージ上に姿を現した。それと同時に、一斉に写真を撮影する人であふれかえった。ちなみに場内は、後ろの人も見えるように配慮がなされ、座ってみるように案内されていたが、この時ばかりは、少しでも良い写真をと言わんばかりに、立ちあがって撮影する人の姿が多く見られた。
ステージ上では高橋知事のあいさつ、小玉校長の準優勝報告、そして、香田監督のあいさつへ進んだ。この時、香田監督は「決勝では勝つことはできなかったが、満足する戦いができた」と振り返った。
監督の挨拶の後は、それぞれ選手一人ひとりがマイクを持ち、一言ずつ簡単な挨拶が行われた。最初は本間キャプテンからで「外野手のキャプテンの本間篤志です。本当に熱い応援ありがとうございました」というと、大歓声が沸きあがった。
次に田中がマイクを持ち「ピッチャーの田中将大です」というだけで再び、大歓声が湧き上がり「皆さんの熱い声援、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを述べた。
その後も各選手毎に歓声が起こり、まるでコンサート会場のような熱気に包まれた。選手一人ひとりのあいさつが終わると、再び、本間キャプテンが感謝の気持ちと後輩へ思いを述べた。
また、一部の選手へは「早稲田実業の一戦ではどういう気持ちで戦っていましたか」などといったインタビューも行われた。 |
|
|
(2分47秒、7.26MB)
本間篤、田中の挨拶 |
【収録内容】
・本間篤、田中の挨拶 |
|
|
■本間篤志「みんな最高だ みんな大好きだ」 |
いよいよ報告会もクライマックスを迎えた。最後はあのNO.1ポーズ。本間キャプテンが音頭をとり、人さし指を突き上げ、「準優勝やったぞ!」「みんな最高だ!」「みんな大好きだ!」(場内も人さし指突き上げイェーイ)で締めくくった。
約30分程度の報告会であったが、北海道を熱狂させた3年間と共に、いつまでも道民の記憶に残る報告会であった。
[注意]
※動画の再生にはWindows Media Playerが必要です。既にインストールされている場合は、クリックするだけで再生されると思われますが、Windows
Media Playerのバージョンによっては再生できない場合もありますので、ご了承下さい。
|
|
|
|
(1分12秒、3.23MB)
|
報告会のラスト
|
【収録内容】
・本間キャプテンの音頭にあわせ、皆でNO.1ポーズ! |
|
|
■PHOTO
|
報告会終了直後の様子
|
報告会から帰宅の途へ向かう人々
|
大丸の垂れ幕 |
ビックカメラの垂れ幕 |
[記事作成日]2008年8月16日
|