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■スコアボード |
7月19日(土) 試合開始:13:00 〜円山球場〜
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札幌第一
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北 海 |
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投手:[札幌第一]山下、掛端 [北海]鍵谷
本塁打:
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■9年ぶりに南北海道大会制す! 34度目の甲子園へ!
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7月19日、札幌円山球場にて駒大苫小牧と札幌光星による第90回全国高校野球選手権・南北海道大会の決勝戦が行われた。北海の先発、プロ注目の右腕・鍵谷(3年)は、5回まで毎回のようにランナーを背負うものの、無失点で切り抜ける。一方、北海の打線は、初回に庄司(3年)2点を奪い、さらに5回に2点、7回にも2点と効果的に点を奪い、試合を優位に進めた。札幌第一は序盤のチャンスを逃し、徐々に調子を上げた北海の先発・鍵谷から得点を奪うことできず、結局、北海が6-0の完勝で札幌第一を下し、9年ぶり34度目の甲子園切符を手にした。
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■甲子園への大一番。盛り上がる両校の応援!
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この試合では決勝戦という事もあり、両校とも熱い応援合戦が繰り広げられた。北海の応援は、もともと甲子園常連校だったこともあり、伝統的な感じで、かつ力強い応援が印象的だった。一方、札幌第一も黄色いメガホンを手にした全校生徒、吹奏楽、チアリーダーが一体となり、どことなく駒大苫小牧を彷彿とさせるような素晴らしい応援であった。
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黄色で染まる札幌第一の応援 |
力強い北海の応援 |
※動画コーナーに両校の応援団の様子や優勝時の動画もあります♪
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〜 大会総括 〜 |
[今大会を振り返って]
今大会は、プロ注目の右腕・鍵谷率いる北海、春の全道大会を制した東海大四を軸にした優勝争いが予想された。また、大会6連覇を目指す駒大苫小牧は春のコールド負けからどう立て直してくるのかという点にも注目された。その駒大苫小牧は、1回戦で47年ぶりの出場を果たした江別高校と対戦し、10-0のコールドの勝ち。そして準々決勝では春にコールド負けを喫した北海との対戦となった。試合は2回裏に、北海が6点を奪い、一方的な展開となり、駒大苫小牧は過去にあまり見られなかったエラーも続出し、かつての強さは見られなかった。最後は7回裏にコールド負けとなる3点ホームランを浴び、大会6連覇はならなかった。一方、北海は準決勝でも強豪の北照を下し、決勝戦では東海大四を下した札幌第一を6-0で退け、9年ぶり34度目の甲子園行きを決めた。
[駒苫黄金時代から新時代へ]
駒大苫小牧の連覇がついに5でストップした。メンバーが変わっていく高校野球の大会で5連覇という記録はまさに快挙であるが、これにより、南北海道の戦力図は大きく変化しそうだ。春の全道大会で準優勝した北海道栄が支部予選で敗退したことからも、各校で力が均衡し、現状、絶対的な強さを誇る高校もなくなったといえる。今後はどの高校にも優勝の可能性が増え、新たなる時代へと移り変わっていくだろう。そうした中で、新たに駒大苫小牧のような強豪が誕生するのか、それとも駒大苫小牧が輝きを取り戻すのか予測することはできないが、再び、全国に北海道旋風を巻き起こすことを期待したい。
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[記事作成日]2008年8月18日 |