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プリペイドSIMでアジア旅行での通信費を削減する技
更新日:2019年9月19日 公開日:2019年9月19日 ※所要時間:15分

プリペイドSIMでアジア旅行中の通信費を削減する技


■アジア旅行でのスマホのデータ通信手段は?
スマートフォンは、ネットへの接続だけでなく、カメラとしての使用も日常化され、もはや手放すことができない必需品の一つですが、皆さまはアジアへ旅行する際、現地でのデータ通信はどうされてますでしょうか。

大手キャリアで金銭的に余裕のある方であれば国際ローミングでしょうか。一方、節約派であれば現地のフリーWi-Fiでしょうか。それとも中間をとってポケットWi-Fiでしょうか。

ちなみに私は節約派なので、長らく現地のフリーWi-Fiを使っていましたが、2019年春からは
プリペイドSIMを使っています!!

プリペイドSIMの便利さを知ってしまうと、もう戻れませんし、特に節約志向の強い方であれば、毎回この選択肢をとるのではないかと思います。

一方でまだプリペイドSIMを使ったことがない方は、どうすればいいのかもよくわからず、躊躇してしまうかと思います。実は私も最初はそうでした。

でも、実際にプリペイドSIMを使っていただくと分かるかと思いますが、全く難しくもなく、これほど便利なものがあったのかというくらいでした!

そこでここでは、まだプリペイドSIMを使ったことがない方のために、他と比べてどれくらい安いのか、どれくらい便利なのか、そしてどうすればいいのかなどについて紹介していきたいと思います!!



■プリペイドSIMとは?
まず、SIMとはスマートフォン(携帯電話も含む)にて、データ通信や音声電話をする際に必要な小型のICカードであり、通信事業者から提供されます。

一方のプリペイドSIMとは、使えるデータの容量、あるいはその期間が決められている使い切り型のSIMのことで、ネット通販や取り扱っている店頭で買うことができます。

現在、SIM(プリペイドSIM)には、下記の写真のように一番大きいサイズの「標準SIM」、中間のサイズの「micro(マイクロ)SIM」、そして一番小さい「nano(ナノ)SIM」があり、その大きさは使用している端末によって異なります。





■プリペイドSIMはどの端末でも使えるの?
プリペイドSIMを利用するにはSIMロックフリーの端末か、SIMロックが解除された端末である必要があります。

もし、SIMロックが解除されていない端末の場合は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクのショップ等で解除が可能です。ただし、分割払いで購入している場合は、購入日から101日目以降でないと解除できないなどの条件があるほか、そもそもSIMロックが解除できない機種もあるので、詳しくは各キャリアへお問い合わせください。

また、
格安スマホでもSIMロックが解除されていない端末を使用している場合は同様に解除が必要です。なお、解除を依頼する先は格安スマホの事業者ではなく、NTTドコモの端末であればNTTドコモ、KDDIの端末であればKDDIといったように、端末の提供元であるキャリアへ依頼する必要があります。

なお、中古で買った端末、譲渡された端末の場合でも、2019年9月1日からSIMロック解除関連のガイドラインが改定され、中古端末のSIMロック解除が義務化されたので可能となっています。ちなみに過去に端末の提供元のキャリアと契約をしたことがなくても解除は可能です。



■他の通信手段と比べてどれくらい安いの?
では、プリペイドSIMが大手キャリアが提供する国際ローミング、あるいはポケットWi-Fiと比べてどれくらい安いのかを見ていきます。

■大手キャリアの国際ローミングの場合(例:NTTドコモ)

ここでは日本でシェアが1位
[※1]であるNTTドコモを例に挙げますが、NTTドコモでは申し込みが必要な「パケットパック海外オプション」と申し込みが不要な「海外パケ・ホーダイ」があります。料金(2019年9月19日時点)は以下の通りです。

[パケットパック海外オプション(申し込み必要)]
 1時間:200円、24時間:980円、3日間:2,480円
 5日間:3,980円、7日間:5,280円
 ※24時間プランは204の国と地域、それ以外は62の国と地域が対象

[海外パケ・ホーダイ(申し込み不要)]
 1日:最大2,980円(20万パケット[約24.4MB]までは1,980円)

[※1]「2019年3月格安SIMサービスの利用動向調査」MMD研究所参照
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1784.html(最終アクセス日2019/09/19)

■ポケットWi-Fiの場合(例:イモトのWi-Fi)
ここではポケットWi-Fiの業界大手であるイモトのWi-Fiを例にみていきますが、ポケットWi-Fiは地域や通信規格、容量によって異なります。そのため、日本人がよく訪れる韓国と台湾を取り上げ、それぞれ通信規格は4G/LTE、容量は1日500MB、割引なしのプランでみていきます。

[韓国]680円/日
[台湾]1,080円/日
※レンタルセットを空港・宅配で受け取る場合に500円/台(+税)
※その他、オプションで安心パック補償200円/台(+税)など多数あり


■プリペイドSIMの場合(例:通販サイトAmazon)
ではいよいよプリペイドSIMですが、こちらも地域、期間、データ容量、通販サイトによっても異なりますが、ポケットWi-Fi同様に韓国と台湾を取り上げ、期間は5日間、データ容量はトータルで3GB、通販サイトはAmazonでみていきます。なお、価格は2019年9月19日時点です。

[韓国]540円~/5日間(3GB)
[台湾]620円~/5日間(3GB)


どうでしょうか。プリペイドSIMが圧倒的に安いですよね。なお、事前に買い忘れた場合や、買ったのに持っていくのを忘れた場合は、少し高いですが、空港でも販売しています。

ちなみに私は2019年7月に韓国へ行った際に見事、事前に買っていたプリペイドSIMを忘れ、新千歳空港にて6日間(日にちは翌日からカウント)で5GB使える「Wi-Ho!SIM韓国」を2,100円で買う羽目になりました(笑)。

それでも実質7日間で2,100円だと考えれば、1日300円になるので、他の選択肢から比較すると随分と安いですよね。

あと、Amazon以外だと、私もよくネットショッピングで利用する楽天でも販売していますが、少し高めな感じです。ただ、楽天好きな方は楽天で買うのもよいと思います(笑)




■デメリットは?
圧倒的にプリペイドSIMが安いことはお分かりいただけたと思います。しかも、ポケットWi-Fiでは受け取り、返却という手間がありますが、プリペイドSIMは返却する必要もないので、その点でも便利です。

ただ、デメリットもあります。その一つは日本で契約中のSIMとの入れ替え作業で、私のスマホは簡単に入れ替えが出来ますが、ピンが必要な端末もあります。よく口コミなんかをみると、当日、ピンを忘れたというものも散見されています。

あとは日本で契約中のSIMの保管です。SIMはいうまでもなく小さいので、無くさないように注意が必要です。私は飛行機が下りた瞬間にスイッチを入れたいので、機内で入れ替えをしていますが、機内は狭いですし、落としたら拾うのも大変です。

使用においてのデメリットは通常の電話が使えないことと、無料のWi-Fiを拾っていた時と違い、機内モードにしていても日本と同様に電池の減るスピードが早いということぐらいです。



■終わりに
以上のようにプリペイドSIMについて紹介してきましたが、このSIMを使うようになってからは、バスでもローカル電車でも地下鉄でもどこでも日本と同じように使えるようになったので、本当に便利になりました。

また、この安さでテザリングも出来るので、パソコンもスマホを通してネットにつなげることができます。

あと、私は日本では月々約1,800円(3GB)の「LINEモバイル」を使っているので、今は気にすることもなくなりましたが、キャリアの通信会社(ソフトバンク)を使っていた頃は、アジアにスマホを持っていくとき、常に高額なデータを請求されないよう、設定には最新の注意を払っていました。

ただ、これもプリペイドSIMと入れ替えてしまえば、それすら気にする必要もなくなるので、そういった面でも気が楽です。

少し長くはなりましたが、まだプリペイドSIMを使ったことがない方は、ぜひプリペイドSIMを試してみてください!

以上、アジ旅Techがお伝えしました!!





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