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平々凡々便り・106通 2013年3月20日 16:40
■2013年2月旅行記(3日目)
朝9時にホテルをチェックアウトし、少しホテル周辺を散策した後、MRTに乗り、ブギス駅へと移動しました。駅に到着後、駅直結のBHGという大型ショッピングセンターで食事をする予定だったのですが、まだ、ほとんど店が開いていなかったため、駅から徒歩10分ほどの場所にあるアラブ人街を観光することにしました。
アラブ人街を訪れるのは初めてで、日本国内ではあまり見る事がないイスラム寺院などが多くあり、なかなか見ごたえがありました。そうこうしているうちに時間も11時を過ぎたため、再びBHGへ戻り、遅い朝食をとることにしました。
入った店は家族亭という日本食のお店で、かつとじ+うどんセットを注文しました。味は日本そのもので普通に美味しかったですが、シンガポールは物価が高いため、18.7SGD(約1400円)もしました。
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かつとじ+うどんセットです(2月6日撮影) |
朝食を食べた後は、ブギス駅から徒歩圏内にあるインド人街や市内中心部を午後3時ぐらいまで観光し、アジアの雰囲気を堪能しました。
夕方頃、遅い昼食をとるため、日本の店が集まるリャン・コートというショッピングセンターへと移動しました。ただ、そんなにお腹が空いていたわけでもなかったため、マクドナルドでハンバーガーを食べる事にしました。しかし、英語圏でマクドナルドを食べるのは初めてだったので、注文の仕方がよく分からず、ハンバーガーだけを単品で注文するつもりが、ポテトとジュースがついたセットメニューになってしまいました。最初の段階で聞き取れない部分があり、その後、ジュースのメニューを聞かれ、ジュースは要らないと言っても注文必須という感じの流れだったのでその聞き取れなかった部分がセットメニューの有無だったのだと後から思いました。
値段は単品と比較して、日本円で数十円高いだけだったので、結果的にはお得で良かったのですが、注文していないポテトがついていたので、自分が注文したものなのか、他の人が注文したものなのか区別がつきませんでした。幸い、私以外に注文している人はいなかったため、「たぶん、私のだろう」という感じで持っていきましたが、混みあっている時だと本当に分からなかったと思います(笑)
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セットメニュー・マックチキンです(2月6日撮影) |
遅い昼食を済ませた後はチャイナタウン周辺を散策し、その後、久しぶりにマーライオンを見に行きました。本当はそのマーライオンから対岸に見える2010年に開業のマリーナベイサンズから夜景を撮影したかったのですが、全体的に天候が悪かっため、中止にしました。
そうこうしている内に夜になったので、夕食やお土産を買うため、再び日本の店が集まるリャン・コートへと戻りました。明治屋という日本のスーパーでお土産を買った後、丸玉ラーメンという店でラーメンを食べ、夕食を済ませました。
その後、午後11時30発のマレー鉄道に乗って、クアラルンプールへ向かう為、MRTに乗り、マレー鉄道・ウッドランズ・チェックポイントの最寄駅であるマーシリング駅へと移動しました。駅からウッドランズ・チェックポイントまでは約2キロ程度の距離でバス、タクシー、徒歩で行く事ができますが、たいした距離ではないので徒歩で行くこ
とにしました。
道順は事前にグーグルマップのロードビュー上でチェックし、ウッドランズという名が付く大きな道をまっすぐ行き、途中で左に曲がれば、それらしき建物が見えるという感じで記憶していたのですが、駅に到着後、いきなり「ん?どっちだ?」という状態になりました。
ウッドランズ・センター・ロードとウッドランズ・アベニューというウッドランズの名が付く道が十字路になっており、道の大きさもほぼ同じだったのです。グーグルマップでチェックしたのも2週間以上前だったので、記憶があいまいでスマホもwifiが飛んでおらず、その場で調べることもできませんでした。ただ、記憶のどこかでセンターという名が付かなかったかなぁという気持ちと、なんとなく風景がグーグルマップでみたような感じだったので思い切って、ウッドランズ・センターロードを歩いていくことにしました。
道が合っているか確信がないまま歩いていると、数分おきぐらいの感覚でバスが通り過ぎていくことに気がつきました。バスに乗ることは考えていませんでしたが、念のため、ウッドランズ・チェックポイント行きのバスの番号だけはスマホに記録していたので、通り過ぎるバスの番号をチェックしてみました。すると全てウッドランズ行きのバスであることが確認でき、ここでようやくホッとしました。その後はそれらのバスの道順に沿って進むことにし、無事、出発一時間前にウッドランズ・チェックポイントへ到着しました。
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ウッドランズ・チェックポイントです(2月6日撮影) |
建物に入ると、行列が出来ている行き止まりのゲートと、人が行き来している奥へ続く道の二手に分かれていました。私の中では出国手続きなどを済ませなければという思いがあったため、人が行き来している奥の道へ進んでいきました。どんどん進んでいくとDeparture
Hall(出国ホール)と書かれたところに着き、「よし!OK!」という気持ちで、入口専用の重い回転扉を通過しました。
目の前に広々とした出国審査場があり、多くの人が審査を受けていましたが、そのまま通過すると列車とは別の方向に出てしまう感じで、すごく違和感を覚えました。
ここでふと6年半前に徒歩でマレーシアに渡ったことを思い出し、今はバスでしか渡れないそうですが、そのバス側ではないかということに気がつきました。
さっそく戻ろうとしても重い回転トビラは逆からは押せないようになっていたため、どうしようかとウロウロしていると一般人のインド風のおばさんが「間違ったのかい?」見たいな感じのことを言われ、ジェスチャーでサービスセンターに行きなさいと指示されました。
さっそくサービスセンターに行き、マレー鉄道の乗車券を見せると「チョットマッテ」と日本語で返されました。私以外にももう一人同じような間違えをしたよう香港人らしき人がおり、まとめて別なゲートから出してもらい、元の道を戻る事ができました。
行列が出来ていたところまで戻ってみるとしっかりとTrain Check Point(トレイン・チェックポイント)と書かれていました^^;。ギリギリに着いて、かつ間違った方向に行っていたら、確実に乗れなかっただろうと思いました。
出発20分弱前にゲートがあき、その後に出国審査や荷物検査があり、そこも無事に通過し列車へと乗り込みました。
私が予約していた席は二等の寝台車の下段で、さっそく横になってみました。あまり期待はしていなかったでのですが、全く問題なく、久しぶりに旅らしい雰囲気を味わえました。列車は定刻から少し遅れて出発し、次の駅到着後ぐらいに車掌が切符のチェックをしにきました。
その後、真夜中の風景を窓から見ようとしたところ、窓が非常に汚く、おそらく日中でも見れないと思えるほどの状態だったのであきらめました。クアラルンプールまでは約7時間ほどで寝るには最適な時間なのですが、横になっている分、余計に揺れを感じるので熟睡できる状態ではありませんでした。揺れの大きさを表現するのは難しいですが、体が軽く浮くような感じで、揺れている夢まで見るほどでした(笑)
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寝台車の様子です(2月6日撮影) |
長くなりましたが、3日目は以上です。次回、4日目以降を書きたいと思います。
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